強形式で書くとラプラス方程式を解く問題は次のようにかける.
境界条件は式のように値が決定されている場合のDirichlet条件と,
式のように法線方向の微分値が決定されている場合の
Neumann条件の2種類に分けられる.
これらは,第一種境界条件,第二種境界条件または,
基本境界条件,自然境界条件と呼ばれる場合もある.
境界はDirichlet条件かNeumann条件のどちらかが設定されていなくては,
解が定まらない.
また,Dirichlet条件とNeumann条件が与えられる境界は重複してはならない.
つまり,
以下強形式で書かれたラプラス方程式を弱形式に変形する.を
を満たす任意の関数とする.式?の両辺にをかけて,上で積分すると
となる. ここで,微分の連鎖則より
が成り立つ.これを内で積分すると
右辺にGaussの発散定理を用いると
上ではは0であるから
よって,弱形式で書かれたラプラス方程式は以下の通り